「100歳のあなたに逢いたかったな──。」
桜で霞んだ都会の空
帰ってこない野良猫、カサついた彼の体温
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「実家に帰らせていただきます。」シリーズ第1弾 "桜・モラトリアムソング" に挑戦!
Metro Boomin や SZA を彷彿とさせる幾度も波のように押し寄せてくるトラックに、
金延幸子 や The Weeknd に影響を受けたサエ子の人肌を感じさせる声が重なる。
数々のポップミュージックを手がけてきた島田 尚(lifetone music)がサウンドプロデュース。
ひとりの朝に口ずさむような、我が子に聞かせる子守唄のような。
あの日、膝枕で聴いた切ない声を想い出す "桜・モラトリアムソング" となっている。
イラストレーター・四畳半の穴 が本作を聴いて描き下ろしたイラストがジャケット & メインビジュアル。
なお本作は、2024年近視のサエ子 連続(を目指す)配信「実家へ帰らせていただきます。」シリーズの第1弾となっており、来月以降も新譜の発表を控えている。乞うご期待!
「阿佐ヶ谷気分」クレジット
Vocal, Artwork Designl : 近視のサエ子
Music & Lyrics : めりん
Some of the words:近視のサエ子
Track Produce & Arrange, Recording & Mixing, Mastering Engineer : 島田尚(lifetone music)
Illustration : 四畳半の穴
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近視のサエ子 コメント
ずっと自分の声にコンプレックスがあったのですが、ラジオに出るようになってから声を褒められることが増えました。だったら限りなくナチュラルな声を届けてみたいと思い、今作のレコーディングに挑みました。家でお皿を洗っているときに口ずさむような、川辺を散歩しながらついうたっちゃったみたいな。そんな気持ちで歌っています。ぜひお聞きください。
近視のサエ子 2024年3月
めりんさんのこと
「阿佐ヶ谷気分」は近視のサエ子初の歌詞と曲を提供いただいた作品です。
ちょっと長くなりますが、もしよかったら読んでください。
作者のめりんさんとはかれこれ15年くらい前に一度だけお会いしました。初めて会ったにも関わらず、阿佐ヶ谷の純喫茶で随分話し込みました。その時にいただいたデモに入っていた曲がこちらです。あれからめりんさんとは年に数回だったり、数年ぶりだったり、間をあけつつも途切れずに交換日記のような文通を続けてきました。お互いに創作ができない時期もやりとりは続いていました。
最初に聴いた時から、ずっとこの曲を自分の解釈で歌ってみたいと思っていました。ですが迷いがありました。
近視のサエ子には他人様から曲をいただいた作品がいま時点で2作あります。自分以外から出てくるメロディに向かう感覚はワクワクします。
でもまだ自分の色が定まらず不安だらけで、他人様の書いた歌詞を歌うことには長らく葛藤がありました。
最近になって、誰かが書いた歌詞を私のままで歌える、むしろ私の解釈で歌ってみたいという心境になりました。
そこでやっと、ずっと暖めてきた気持ちをめりんさんに話せました。私の「歌わせてほしい」という想いを、めりんさんは快諾してくださったばかりか、私が歌う新アレンジのデモを聴いて胸が熱くなる感想をくださいました。どんな感想だったかはひみつです。
実は、近視のサエ子バージョンは歌詞の一部を変更しています。初めて聴いた頃から年齢を重ね、今の景色に合う言葉にさせていただきました。
歌詞の変更、解釈の変更、全てを快諾して、さらに面白がっていただいためりんさん、ありがとうございます。
めりんさんの元曲との対比も落ち着いたらじっくり書きたいなあと思います。
さて、まだ1度しか会ったことがないめりんさん。近々また阿佐ヶ谷でお会いできそうです。お互いに沈んでいた時期も、忙殺されていた時期も、間伸びした交換日記のようにやりとりをしためりんさん。実はもう顔も覚えていません。不思議なご縁に感謝しています。
「阿佐谷気分」 歌詞
作詞・作曲 めりん
*一部を “近視のサエ子バージョン” 用にサエ子が改変。
春先 雪のように桜吹雪く
おしまいに砕け散ったかけらのよう
分かり合えるなんて幻だね
わからないままの日々を許せたのよ
ねえずっと一緒 体温高いね
100歳のあなたに会いたかったな
少年のまま おじいちゃんになって
第3の土曜日は猫探しの日
初恋の人 どんな人だった?
落ち込んでいたいの 平和過ぎるの
最近は嘘が増えた 石神井気分
あの頃を思い出した 阿佐ヶ谷気分
最近は嘘が増えた 石神井気分
あの頃を思い出した 阿佐ヶ谷気分
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めりん mellin(Japan) / 作詞作曲
四畳半の穴 / Illustration
島田 尚 / Track Produce
東京音楽大学在学中にハウスミュージックの作曲に携わりアナログEPやCDをリリース。cool drive makersの共同プロデュース、マニピュレーターを経て、World apart ltd.の専属アレンジャー、プログラマー、エンジニアとして活動する。中でも童謡をジャズにリアレンジした「こどもじゃず」シリーズは全国の親子を中心に大ヒットする。
2013年に独立後、多田慎也と出会いlifetone musicに加入。
以降、歌謡曲の編曲、トラック制作を中心に、東京国際映画祭のセレモニー、レッドカーペットの楽曲の作曲、テレビ朝日、日本テレビなどの番組BGMの作曲、企業CMの作曲など、多方面に渡り活動している。
■ケツメイシ「テイクオフ」 – 共作曲、 編曲(トラック制作)
■今市隆二「INTRO ~LIGHT>DARKNESS~」 – 作曲、編曲(オーケストラアレンジ)
■水瀬いのり「my graffiti」 – 共作曲、 編曲(ギター、ストリングスアレンジ)
■チャン・グンソク「君ならどんなふうに」 – 編曲(ギター、ピアノ 、ストリングスアレンジ)
■NMB48「友達」 – 編曲(プログラミング、ギター、ピアノ)
■AKB48「あばたもえくぼもふくはうち 」 – 共編曲(プログラミング、ギター、キーボード)
■欅坂46「ごめんねクリスマス」共編曲(プログラミング、ギター、キーボード)
他多数 編曲、サウンドプロデュース、REC,MIX
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