近視のサエ子2年ぶりの新作であり、5thシングル『女、深夜の麺屋にて』が配信開始!
配信リンク一覧 https://big-up.style/LrIDkK3aId
ポセイドン・石川 との初コラボ曲は "深夜の号泣物語"
深夜、疲れ果てた女が辿り着いたのは麺屋だった。待ち侘びて冷え切った心に染み渡るのは麺なのか、そっと見守る麺屋の主人なのか。麺をひと啜りするたびに悲しみが溶けていく…。 「あの方」愛が過ぎるCITYPOPアレンジャー・ポセイドン石川が楽曲提供・コーラスを担当。近視のサエ子が紡ぐ「深夜の号泣物語」を松浦恵(Terry&Francisco)がダンサブルにアレンジをした、至極の一杯ならぬ、至極の一曲をどうぞ。替え玉も喜んで!
近視のサエ子 ごあいさつ
前作の「近づかんとって」からあっという間に2年経っていました。この2年は新型コロナウィルスの影響もあり、世界も私の周りも何かドロッとした空気に包まれていたように思います。みなさまはどう過ごされましたか?
「近視のサエ子」を始めた頃から、私自身は世間で言う “妙齢” に入っていたわけですが、ここ最近になってやっとそれが板についてきたように思います。落ち着いて対処できることも増えました。「期待しない」というテクニックも手に入れてしまいました。屈託のない自信はとうに失いました。その反面、対人間の生々しい関係を前にすると、まるでハグを覚えたての10代に戻ったようなもどかしさもあります。
人間にときめき、振り回される自分がいます。このアンバランスさが、妙齢の “女 “ なのだと思います。
新曲「女、深夜の麺夜にて」は、そんな女が主人公です。心のなかは嵐のど真ん中で揺れ動いていても、おひとりさまで深夜のラーメン屋さんなんかに入っていける。そんな強い女が、深夜に麺を啜りながら号泣していたら素敵だなと思って書きました。きっと彼女は、食べ終わったらキレイにお箸を揃えて、颯爽と夜の街に消えていくのでしょう。ぜひ想像しながら聴いていただけますと幸いです。
近視のサエ子 2022年5月
ポセイドン・石川(作曲・コーラス)ライナーノーツ
サエ子さんとは唐突な出会いでした。
ある日ホームページに “近視のサエ子” を名のるアーティストから一本の制作依頼が。当時のスタッフとのメールのやり取りを拝見していてありがたくも自身との楽曲共同制作への並々ならぬ熱を感じたので、ポセイドン・レコーズの処女航海作はこの案件でいこうと自身も決意し『女、深夜の麺屋にて』を書きおろしました。テーマは失恋した女性が涙を啜りながらラーメンを食べる物語。また自身もメジャーデビューする前までの5〜6年ラーメン屋でアルバイトしていたという事もあり、当時の店仕舞い前に感じていたmellowな刻の交錯や、泥々とした人間ドラマをPopにメロディに落とし込めたのではないかなと思います。近視のサエ子演じるミッドナイトラーメンソング沢山の方に届く様、願っています。
ポセイドン・石川 プロフィール
CITYPOPアレンジの秘密兵器と呼ばれる男。ジャズに影響を受けたピアノとCITYPOP を融合させたアレンジは唯一無二と称賛を受け、同時にどんな曲でも敬愛してやまない「あの方」風にアレンジしてしまう楽曲の「説得力がハンパない」などのコメントを胸に、今日も颯爽とアレンジを続ける。(ソニーミュージック・The Social Creators Label より)
松浦恵(サウンドプロデュース、アレンジ)ライナーノーツ
これは近視のサエ子とポセイドン石川という奇才同士のコラボレーション作品だ。
山下達郎にそっくりな歌声でメディアに登場し話題になったポセイドン氏だが本来はジャズピアニスト。ジャズマンっぽいコード進行とメロディをアートディレクターでもあるサエ子氏の奇天烈なワードセンスと歌が化学変化を起こさせ極上のポップスへと進化した
R&B?ジャズ?シティポップ? ジャンルなど関係なかろう。聴けばわかる、ひと言"カッコいい"
松浦恵 プロフィール
SMAPなどのクオリティの高いポップスの作、編曲から「ルパン三世」等、Fantastic Plastic Machine、ラッパ我リヤらとのリミックス制作、「SMAPxSMAP」などのTV、ラジオ番組の編曲、映像作品のサウンドトラックの制作などジャンルを問わず活躍。2020年、Terry&Francisco コンプリートアルバム「ギャラクシー」をavexからリリース。12年ぶりの新曲発表&ライブも開始。
福宮あやの (MV “泣く女” 役)
荒んだ女が深夜にミニスカートで泣きながらラーメンを啜る。
はっきり言ってイタい。
でもめっちゃわかるんだなぁ。
年を重ねる毎にややこしさと深みが増す女の人生、楽しくて仕方ないね。
右に左折する同志の皆さんに見てもらえると嬉しいです。
福宮あやの プロフィール
兵庫県西宮市生まれ。ムーブマン所属。2011年声優としてデビュー以降『Marriage Story』、『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』、『グッド・ファイト』など多くの作品に出演。2014年にはteam.鴨福を立ち上げ、主宰として毎年朗読劇公演を行っている他、司会やナレーターとしても活躍している。2022年公開映画、堤幸彦50作品目映画『Truth 〜姦しき弔いの果て〜』にて主演を熱演。同作品で初の映画プロデュースも務める。
Maki Amemori (MV・近視のサエ子 ビジュアル・カメラ担当)
アーティストたちが醸し出す空気感、奇妙なダンスと演出は”即興力の天才”たちのエンタテイメントそのものだった。表情とカラダの動きの中毒性は、哀しいのに笑える、面白いのに切ない雰囲気に翻弄されながらまとわりついてくる。得体の知れないラーメン屋に幸薄い女の関係は何?突如と舞うジャポニズム妖精近視のサエ子は誰?ビジュアルはとにかく「濃い」。
ジャジーでポップなサウンドに踊り舞う演者たちの圧倒的存在感に、瞬き忘れてカメラをまわし続けた。
Maki Amemori プロフィール
兵庫県生まれ、東京育ち 2014年独立。2015年Maran.Don設立。
これまで3000人以上の顧客を撮影。ファッションスタイリスト、ヘアスタイリストとのコラボレーションも開始。更に、2020年度からは本格的にデザイナーと組んで、ブランディング、コンセプトデザインビジネスを開始。リブランディング企画、プロモーションコンテンツ制作のサービスも提供している。
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レコメンドコメント(50音順)
うつゆみこ / キモかわいい写真家
私は離婚してくれない会話の無い夫と、結婚して12年、レスの生活を7年続けている。子どもも2人いて、男のことは日々極力考えないように、心の奥底に封じ込めている。
しかしサエ子さんの歌を聴いたら、ちゅるちゅるズルズルの、私の深部を揺さぶる擬音から、生々しい男の記憶が蘇り、昔の、まだ男を好きだった、執着していた自分を思い出して、ヒリヒリドギマギする…。私は、ラーメン屋でちゅるちゅるじゃないけど、ライブハウスでウォッカをグビグビ呷ってたな。
私、離婚が叶ったら、またこういうヒリヒリ、楽しみたいな、堪らないんだよなぁ、とニマニマ聴いている。
池上 尚志 / 音楽ライター
こじらせた上に絡みまくっている。しかし、いいダシは出ている。
マイペースに出没する近視のサエ子。2年ぶりの新曲はシティポップならぬ、路地裏のシティ歌謡。
今や女は酒場で呑めない酒を呑むのではなく、明日の体重計を気にしながら独り麺を啜るのだ。それでも”ちゅるちゅる”という言葉にしおらしさを残す。願わくば、縮れ太麺よりはストレート細麺であってほしい。
タカノシンヤ(Frasco) / アーティスト
新作リリースおめでとうございます。ちゅるちゅる、ズルズル、強烈な擬音の海に溺れてしまいそうで、作品に触れたら最後、新しいノスタルジーの夜明けにもうゾクゾクが止まらないですな。
そんな私も実は近視です。コンタクトを外し、目を近づけ、対象物に没入しながら対峙し、ディテールと息遣いを感じる。そんな距離感のバグを音楽からもビンビン感じる〜
長尾純平 / イベントプロデューサー
どこまでいっても面倒くさくてイイ女「近視のサエ子」の中毒性抜群なナンバー。夜中に聞いて、脳みそが震えるリフレイン。万華鏡のように怪しくも気だるく、尖りすましたネオン輝く夜の街を切り裂く女の感情が全身に染みわたる。深夜、お酒を吞んだ後にタクシーでこれ流れたら泣いちゃうかも。いつもどこかで、みんなの心の隙間にある「何か」を揺さぶるスローなフロウにカンパイ★。今宵、また謎多き名曲が産まれたのを感じました。
マキエマキ / 自撮り写真家
令和版「着てはもらえぬセーターを編む女」
いつの時代も、女ごころの未練は恋しい男に纏わりつく。曲を聴いていて浮かんだのは、
都はるみの「北の宿から」の世界観。
女が編む、決して着てもらえないセーターは、手に入らない男への未練なのか、決別なの
か。未練と決意を編み込むように、深夜の麺屋で一人麺を啜る。ひとすじ、ふたすじ麺を
吸い上げ、涙を流す毎に、心の中に着てもらえないセーターが編み上がっていく。
あなた恋しい深夜の麺屋、けれどもそれは自己陶酔。報われない恋に流す涙ほど、女を酔
わせてくれるものはない。
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「女、深夜の麺屋にて」
Vocal & Lyrics : Short Sighted Saeko
Music & Chorus : Poseidon Ishikawa
Sound produce & Arrange : Kei Matsuura
Guitar : Takuro Kinoshita
Bass : Keishi Kawauchi
All other instruments : Kei Matsuura
Recording Engineer : Ayuki Sodegami
Mix & Mastering : Yuichi Nagayama
Photography : Maki Amemori
Artwork Design : Sae Kanenobu
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